認知症の恐れがある家族がいるときに知っておいて欲しいこと

認知症の恐れがある家族がいるときに知っておいて欲しいこと

この記事を読む対象者は、家族に認知症の方がいて家族としてどのように接していき、認知症の方がどのようになっていくかというイメージをしたい人です。

この記事は、特養で勤務して重度の人の看取りまで経験し、認知症デイサービスの管理者として地域で一番の重度の認知症の方のお世話とその家族のケアを中心に行ってきた現在は社会保険労務士の島津匡宏が自身の経験をもとにして記載しています。
一部、税に関することは、鈴木美帆税理士事務所の所長 鈴木美帆先生が監修しています。

認知症になった方がいたときにまず、どうしたらいいか?

市町村の高齢課(市町村によって呼び方が異なる。)に相談するといいです。

流れとしては、市町村に相談をすると高齢課に回されて、その市町村をいくつかの地域に分けてその各々に地域包括支援センターというのがあります。
この地域包括支援センターは半官半民です。
この地域包括支援センターからその相談者のお近くの居宅介護支援事業所に振られて居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネージャー)が相談に来てくれます。

そのケアマネージャーとの相談は無料になります。
理由は、契約するとケアマネージャーがケアプランを作ってくれます。
このケアプランの料金は都道府県から支給されるので相談者のご家族の負担はありません。

上記が一連の流れになりますので、最初に市町村の高齢課に相談した方がいいといいましたが、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に直接電話して相談してもいいと思います。

実際、ケアマネージャーに頼むとどんなことをしてくれるのか?

ケアマネージャーは、介護保険を使ってプランを立てるだけです。
そのプランに乗っ取って介護保険を使って色々なサービスを使うことに成ります。

介護保険の利用者の負担額は通常1割です。
介護保険の要介護5で限度額が約35万円なので、介護保険だけですと上限は約3万5千円です。
それプラス通うにつきかかる費用です。
例えば、昼食代(約600円)。

では、使えるサービスの主なものを書きます。

・デイサービス
・訪問介護
・ショートステイ

他にも色々ありますが、この3つだけで大丈夫です。

デイサービス

朝8時頃から夕方の4時頃まで利用します。

主な目的は、

・入浴
・社会性を保つ
・運動をする(体のためと良く眠れるため)

訪問介護

ご自宅にヘルパーが来てくれて、ケアプランを基に本人がご自宅で不便なことを代わりにやってくれます。

・洗濯
・買い物
・掃除    など

ショートステイ

お泊りです。

何日か預かってもらってゆっくりしたい、本人は連れて行くと大変なのでここに置いていって、家族で出かけるなどです。

 

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